報酬金は、依頼した結果が成功した場合に支払う成功報酬のことを言います。依頼した案件が終了した際に、成功報酬が算定されてから支払われます。
弁護士の報酬は一般的に、着手金と報酬金から成り立っています。着手金は、依頼を受けた時点で支払われ、事件の結果に関わらず必要です。
弁護士報酬の相場は、着手金が30万〜60万円程度、報酬金が30万〜100万円程度となっています。報酬金については、回収金額の20〜30%が目安であり、交渉による解決の場合は20%、訴訟を経た場合は30%が基本となっています。
報酬金の種類
司法書士や弁護士の報酬金は、業務内容に応じてさまざまな種類に分類されます。主な報酬金の種類は以下の通りです。
相談料
初回相談時にクライアントから受け取る料金です。弁護士や司法書士は、相談内容に応じて料金を設定し、通常は時間単位での課金が一般的です。
着手金
特定の案件に着手する際に支払われる前払いの報酬金です。着手金は、業務の実施に必要な最低限の報酬を確保するために設けられ、案件の進行に関わらず返金されないことが一般的です。
成功報酬
成果に基づいて支払われる報酬です。特に訴訟や交渉において、成功報酬の設定が行われることがあります。たとえば、勝訴した場合や、クライアントが望む結果を得た場合に報酬が支払われます。
報酬金の変動性
業務の内容や複雑さによって報酬金は変動します。たとえば、簡単な契約書作成と複雑な訴訟では、報酬金に大きな違いが生じます。