ソフト闇金[そふとやみきん]

「ソフト闇金」は、一般的な闇金(ヤミ金)とは違って恫喝や暴力に訴えた取立てを行わず、返済できない債務者に対して返済期間に多少の融通をきかしたり、寄り添ったような対応をながら貸付を行う闇金業者のことを言います。

ソフト闇金は、貸金業法改正以降、急速に増加しています。そのターゲットは、総量規制の上限まで借金している人や、通常の消費者金融やクレジットカード会社から借金が難しい主婦やパートアルバイトなどです。

しかし、ソフト闇金であっても、貸付けの利息は通常の闇金と同様に、法律で規制されている利息制限法や出資法をはるかに超える違法な高金利となっています。つまり「ソフト」闇金と呼ばれていても、通常の闇金と変わりありません。

このようなソフト闇金から借り入れる際、暴力的な取り立てや脅迫的な言動は見られないかもしれませんが、その代わりに別のソフト闇金からの借り入れを強要されたり、銀行口座の売却や携帯電話の名義購入などの違法行為を持ち掛けられることがあります。

「ソフト闇金」という言葉は、闇金業者が自ら使い始めた言葉であり、インターネット上でも広告が行われています。しかし、その名前に惑わされず、高金利や違法行為などのリスクを理解した上で行動することが重要です。

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