連帯保証人(れんたいほしょうにん)とは、主に金融取引において、借り手(債務者)が返済義務を果たせない場合に備えて責任を共にする立場の人のことを指します。
具体的には、たとえば銀行などからの借り入れに際して借り手(債務者)自身の信用力が不足している場合、連帯保証人が保証人として介入し、借り手が支払いを怠った場合には保証人がその債務の返済を引き受けることになります。
連帯保証人と保証人の違い
連帯保証人の他に保証人というものもあり混同されがちですが、背負う責任や内容が異なります。
責任の範囲
- 連帯保証人
- 債務者が支払いを怠った場合、連帯保証人は借金の全額を負担します。
つまり、連帯保証人は主債務者と同じように全額を支払う責任を負います。 - 通常の保証人
- 通常の保証人は、主債務者が一部の債務を果たせない場合、その一部を補填する責任を負います。保証人の責任は限られています。
契約上の地位
- 連帯保証人: 契約書に署名し、債務者と同等の法的責任を負う者です。
- 通常の保証人: 契約書に署名し、限定された責任を負う者です。
銀行や金融機関との関係
- 連帯保証人: 主債務者の代わりに全額を支払う可能性があるため、銀行や金融機関にとっては信用度の高い人物を求めることがあります。
- 通常の保証人: 一部の支払いを補填することが主な責務であるため、信用度の高さが求められますが、連帯保証人ほど厳しくはありません。