ブラックリスト[ぶらっくりすと]

「ブラックリスト」という言葉は、借金やローンに関連する話題でよく耳にしますが、これは公式な法律用語ではなく、金融業界や消費者信用において使用される非公式な表現です。

一般的に「ブラックリスト」とは、借金の延滞や返済不能、債務整理などの信用情報に問題がある人の情報が登録されたリストを指します。このリストに名前が載ると、ローンの審査やクレジットカードの発行が難しくなるため、経済活動に大きな影響を与えることがあります。

ブラックリストの仕組み

金融機関やクレジット会社は、顧客に対してローンやクレジットカードを提供する際、個人の信用情報を基に審査を行います。この信用情報は、信用情報機関という第三者機関によって管理され、借り手が過去にどのような返済を行ってきたか、延滞があるか、債務整理をしていないかなどが記録されています。日本では、以下の主な信用情報機関が存在します。

  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

これらの機関は、クレジットカード会社や銀行などからの依頼に基づき、個人の信用情報を収集・管理しています。この信用情報の中で、特にネガティブな情報、たとえば返済遅延や借金の踏み倒し、債務整理(任意整理、自己破産など)などがあると、金融機関はその情報を参照して「信用に問題がある」と判断し、新規の借り入れやクレジットカードの発行を拒否する可能性が高くなります。
この状態が「ブラックリストに載る」と言われているものです。

信用情報に影響を与えるモノ

ブラックリストに載る原因となる信用情報には、いくつかの重要な要素があります。

延滞

クレジットカードの支払い、住宅ローンや自動車ローンなどの返済を長期間滞納すると、その延滞情報が信用情報機関に登録されます。通常、61日以上の延滞が発生した場合、金融機関にとっては重大なリスクとみなされ、ブラックリストに載る一因となります。

債務整理

任意整理、個人再生、自己破産などの法的な債務整理手続きを行った場合、その情報も信用情報機関に記録されます。これにより、破産手続きが終了しても、しばらくの間は新たな借り入れができない状態が続きます。

代位弁済

代位弁済とは、ローンや借金を返済できない場合に、保証人や保証会社が代わりに返済することです。この代位弁済が発生した場合も、信用情報に記録され、金融機関からの信用が著しく低下します。

強制解約

クレジットカードやローン契約が支払い遅延などを理由に強制解約された場合も、信用情報に登録されます。これもブラックリスト入りの原因となり、今後の借り入れに大きな影響を与えます。

ブラックリストからの回復方法

ブラックリストに載った場合でも、将来的に信用を回復することは可能です。以下のポイントを押さえて、慎重に対応することが重要です。

1.借金の完済
ブラックリストから抜け出すためには、まずは現在の借金を完済することが重要です。借金を完済することで、信用情報機関に登録されているネガティブな情報が、保有期間終了後に削除されます。
2.信用を積み重ねる
借金の完済後は、新たな延滞や債務整理を避け、安定した収入を得て返済能力を示すことが大切です。これにより、金融機関からの信頼を徐々に取り戻すことができます。
3.金融機関への相談
返済が難しい場合は、金融機関に相談し、返済計画の見直しやリスケジュールを依頼することも一つの方法です。金融機関は、破産や債務整理に至る前に、柔軟な対応をしてくれる場合があります。
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