【体験者のプロフィール】
- 性別:女
- 職業:無職(元派遣社員)
- 年齢:34歳
- 居住地:福岡県
- 借金:98万
- 対応方法:債務整理
1. 派遣切りによる生活苦の始まり
突然の派遣切り
当時私は派遣事務として働いていました。しかし新型コロナウイルスの影響で、勤務していた派遣先が業績悪化し、突如として派遣切りに遭いました。これまで頼りにしていた仕事が失われ、収入が途絶えて一気に生活の安定が揺らぎ始めました。
30代女性の孤独と生活の困難
既に両親は他界しており、兄弟もいない私は頼ることができる親戚もいないため、一人で生活を立て直さなければなりませんでした。派遣切り後、収入が途絶え、支出に対する不安が日々募り、目の前は暗く希望の光など一筋もありませんでした。
2. 生活苦と借金の増加
生活苦で借金に手を出す
失業後、貯金はすぐに底をつき、生活費のためにとうとう借金に手を出してしまいました。まさか自分がアイフルのキャッシュコーナーで借金する日がくるなんて…
生活費に使えるお金が本当になくて、背に腹は代えられずにお金をおろしました。返済のあてもないのに、頭が麻痺して「いつか返せばいいや」というぼんやりした思考になっていました。
働きたくても仕事がみつからない
借金の返済は本当に苦労しました。仕事をしたくて探しても、当時は人材の募集自体が少なくなっており、なかなか見つけることができませんでした。ようやく見つけることができても、書類審査で落とされるか、運良く面接にこぎつけても採用にはなりませんでした。
その間にも刻々と生活苦は深刻化していくのを実感しました。光熱費の引き落としの通知や、家計簿の数値、そして何よりも借金の借り入れ額を見ては涙が溢れました。
あらたな借金
次第に生活の質も急速に低下しました。アイフルの借入金も底をつき、あらたな借金をすることになりました。
必要最低限の生活費もままならず、食費や家賃の滞納をしてしまったためです。誰にも支援を求めることもできず、孤立感と絶望感が日々増していきました。生活の維持すらままならない状況に直面し、心身ともに追い詰められました。
3. 司法書士への相談と債務整理
司法書士の先生への相談の背景と決断
生活が追い詰められた私は、債務整理の道を模索しました。身近な支えもなく、最後の手段として司法書士の先生に相談する決断をしました。
初めての相談は緊張と不安でいっぱいでしたが、自分の立場をしっかりと理解してくれる司法書士の先生の言葉に救われました。
債務整理手続きの詳細と進行
司法書士の先生からのアドバイスを受け、具体的な債務整理の手続きが進められました。借金の額や収入状況を正確に把握し、最適な債務整理の方法が提案されました。手続きの過程での不安や心配もありましたが、司法書士の先生の的確なアドバイスとサポートに支えられ、着実に進んでいきました。
債務整理の効果と借金返済の改善
債務整理が完了し、借金の返済額が減額されたことで、私の生活は一変しました。毎月の返済負担が軽減され、生活費を確保する余裕が生まれました。借金の返済が前向きな方向に進むことで、心の負担も軽減され、穏やかな気持ちで生活を送ることができるようになりました。
4. 前向きな生活への歩み
債務整理を通じて得られた成長と学び
債務整理を経験する中で、多くのことを学びました。借金問題に直面した経験を通じて、財務管理や計画立ての重要性を痛感しました。また、困難な状況に立ち向かい、解決に向けて行動することの大切さを学びました。これらの経験は、今後の人生で役立つ貴重な教訓となったと思います。