【実録】残高3,500円の借金地獄。初めての水商売で300万完済した話

【体験者のプロフィール】
性別 : 女性
職業 : コールセンター勤務
年齢 : 20代
借金 : 300万
対応方法 :水商売でのアルバイト

セミナーや教材代をクレジットカード決済した

私は学生の頃から向上心が高く、人よりも学ぶことに貪欲でした。
そんな私が初めての借金をしたのは20〜21歳くらいで、今思えば世間知らずだったなと思います。

何にお金を使ったかというと、自分の人生をより良くしたいと思い高額なセミナーや教材にお金を使っていました。
その際は40万円もする費用だったので、クレジットカードで決済していました。

その後、社会人になりもっとさらに多くのことを学びたいという意欲が湧いてきていました。
学ぶことのために投資したり、旅行に行くための費用をクレジットカードで決済していたら、最終的に借金は300万程になってしまっていました。

これはその一部ですが、自分への投資のために約20万円もする講義に申し込んでいました。

他にも当時の写真があります。
昔の私はお金に関する知識があまりなかったので、1つのクレジットカードに完済できていない分割払いの支払いが12種類もありました。 

また膨れあがったクレジットカードの借金の一部がこちらです。
返済途中でしたが1つのカードに45万近く支払いがあり、これに合わせて分割払いの借金があるという状態でした。

こうして私は知らず知らずのうちに借金を背負うことになってしまい、毎月支払いの返済に追われて苦しい生活に入っていきました。

貯金残高が3,500円

借金があるので、社会人として毎日一生懸命働いているのに生活が困窮していました。
自分で選んだ道でしたが、支払いに追われる日々はとても辛かったです。

借金を返済するために生活費を削っているのに、なかなか思うように返済ができず一時期は残高が3,500円になってしまった時もありました。

その当時、特に苦しかったことは生活費に使えるお金が少なく食べたいものが食べられなかったり、女性としての最低限の清潔さを保つお金(美容院代や化粧品代)を自分にかけられなかったことでした。

現在も引き続き、借金の返済中ではあります。
しかし借金は当時の1/3程度しか残っていないので、社会人としての一般的な生活を送ることはできるようになりました。

借金返済のため水商売で働く日々

私の借金の返済方法は、水商売の業界で働くことでした。
実は学生の頃から水商売は少しだけ経験があったので、それほど抵抗がなく副業として始めることができました。
なぜ他のアルバイトではなく、水商売で働くことを決意したのかと言うと本業のコールセンターでの収入が少なすぎたからです。
コールセンターは小さな会社だったので収入が安定していませんでした。

小さな会社だったので融通は利いたのですが、これでは生活が本当にできなくなると思い、時給が高めな水商売のアルバイトで稼ごうと決意しました。

しかし学生の頃とは違って本業のコールセンター業務と合わせて水商売をすることは、本当に大変でした。
なぜかというと、夜も働いていると自分の睡眠時間がしっかり確保できないことや、自分の自由な時間が取りづらかったからです。

私の会社は朝の9:30に出社だったのですが、当時水商売をしていた頃は夜中の2時〜3時くらいまで働いていました。
そこから家に帰ってお風呂に入って寝ようとすると、布団に入れる時間は4時〜5時くらいになってしまうんです。
もちろん朝になるとコールセンターでの仕事に出社していたので、業務中に居眠りをしてしまうこともあり上司に怒られてしまうこともありました。

休み時間も客との連絡に費やした

また、水商売のお仕事は実際に働いていない時間にも業務があります。
それは一度来てくださったお客様へ、営業メールを送ることです。

営業メールのやりとりは基本的にLINEを使っていました。
私の場合ですが、プライベートでも使用するLINEに仕事関連のお客様が一緒になって入ってしまうことが辛かったです。
さらに、お客様と頻繁にメッセージのやり取りをしないといけないことも大変でした。

私の会社はお昼の休憩時間が1時間あったので、お昼ご飯を食べた後にテンプレのような文章を一斉にお客様に送信して営業活動を頑張っていました。

このように睡眠時間が十分に確保できなかったり、自分の自由な時間が限られてしまっていたことが辛かったです。
借金の2/3を返済できた現在は、水商売を辞めコールセンターでの勤務のみに集中することができています。

300万円の借金をして学んだこと

借金の返済中に思っていたことは、「もう返せない金額のお金を借りることは絶対に辞めよう」と思いました。

自分が無知だったばかりに、苦しい生活をしないといけなくなってしまい毎日後悔していました。
今では借金も減ってきているので良い教訓だと思えるようになりましたが、苦しかった時期はそうは思えず辛い日々を送っていました。

クレジットカードは手元にお金がなかったとしても、お金を借りることができたり一時的に資金を立て替えてくれる便利なカードです。
しかし、あまりにも支払い金額が多くなりすぎてしまうと、手数料や利子の方が高くなってしまい返済していくことが困難になる可能性があります。

借金が大きくなっていくと、自分1人で解決することが難しくなることもあります。
私の場合は自分で返済していくことができましたが、そうじゃない方ももちろんいらっしゃると思います。

そんな時は自分1人で抱え込まずに、誰か頼れる人に相談したり司法書士や弁護士などの専門家に相談するという手があると思いました。
もしどうしても辛くて困っている場合は、プロの方に相談することもできるので、自分の今の現状と今後の返済計画と向き合って最善の解決策を見つけてみて下さい。

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