【実録】国際結婚を機にしたクレジットカードの600万の借金を返済する決意

【私のプロフィール】

  • 性別:男性
  • 職業:事務職
  • 年収:600万円
  • 年齢:35歳
  • 居住地:大阪府
  • 借金:640万円※2020年10月時点
  • 対処方法:借り換えローン及び自力返済

私は幼少期から自分に自信がなく、大学生の頃そんな自分を打破したいと強く思うようになりました。
そんな折、大学1年生の新入生歓迎コンパで自分が意外にも酒を飲める体質だと分かりました。
アルコールを注入すれば、自分が目立てるようになり、自信を持つことができました。
それ以降、飲み会に誘われたら必ず参加するし、自分から飲み会を企画ようにもなりました。

飲み会への参加で増え続ける出費

飲み会の件数が増えれば当たり前ですが、出費も増えつづけました。
アルバイト収入の大半は飲み代で消えてしまい、給料日直前になると手持ち金はほぼ無い状態でした。
それでも飲み会に参加しないという選択肢はありませんでした。

それでも大学生の頃は親からの仕送りがあったため、まだクレジットカード会社や消費者金融から借金をすることはありませんでした。

社会人になって増える飲酒

社会人になると何かとストレスが溜まり、同期と仕事終わりに飲みに行くようになりました。
終電時刻が近づくにつれ、一人また一人と家路に着くのですが、私は誰か一人でも朝まで飲みたいという同期がいれば、絶対に付き合いました。
居酒屋を2件ぐらい、はしごした後、カラオケで始発電車の発車時刻までビールを飲みながら歌い、2万円程度の支出になる日もありました。


このような週末を毎週繰り返すので、飲み代だけで毎月10万円以上を浪費するようになりました。

クレジットカードに頼るように

もちろん、他に生活費がかかるわけですから、給料だけでは飲み代を捻出できなくなり、クレジットカードを利用するようになりました。
毎月のように、給料以上の支出をしてしまうので、お金が足りなくなってクレジットカードに頼る生活が続きました。
次第にカード利用残高は膨らみ続けて、借入上限額に到達。しかし私はライフスタイルを改めず、気づけば2枚目、3枚目と手持ちのクレジットカードの枚数は増えていきました。
30歳になった頃には、借金は300万円に到達しそうな勢いでした。
借金の内容については下の画像の通りです。

クレジットカードがあれば、手元にお金がなくても支払うことができます。多少大きな出費でも、次の月に返済できる保証があれば、ポンと支払ってしまうことができるのです。お金にだらしない私が頼ってしまうのは必然でした。

  • UFJニコスカード … 30万円
  • セゾンカード … 20万円
  • セディナカード … 30万円
  • ジャックスカード … 30万円
  • アコム … 70万円
  • レイク … 10万円
  • プロミス … 99万円

借金返済に消える給料。減らない元本

いわゆる多重債務者となった私は、給料の大部分は借金返済で消えます。
毎月の返済額は手取り給料約20万円のうち約8万円。

その月々の返済額8万円のうち、利息分は約3万円。元本は約5万円しか減りませんでした。

給料 約20万円
返済額 約8万円
利息 約3万円
減る元本の額 約5万円
残りの給料 約12万円

固定費+食費でカツカツ

給料から借金の返済をした後、残った約12万円で生活しなければなりません。月の固定費である家賃、スマホ代、光熱費。それに加え食費などをここから賄わなければならないのです。固定費だけで10万は超えてしまい、食費だけでもかつかつでした。交際費などはねん出できるはずもありませんでした。

しかし性懲りもなく私は飲み会に通い続けました。
飲み代を捻出するために再び借金をするという悪循環。次の月になったところで赤字は変わらず、支払えるはずもないのにまた借りてしまう。
まさに自転車操業状態であったため、私は強いストレスを感じていました。

同期が立て替えてくれた300万円

そんなとき、同期は私が金に困っていることを見抜いて約300万円の借金を無利子で立て替えてくれることになりました。
この時は本当に感謝したのと同時に、立替金を受け取った際に提示した返済計画を遵守することを心に誓いました。
その後、借入残高は約200万円までは順調に返済できていましたが、そこでまた歯車が狂う事が起きました。
それは現在の嫁となるベトナム人女性との出会いでした。

結婚して400万円の多重債務に

あるとき日本語を話せるベトナム人女性と知り合い、頻繁にLINEで連絡を取るようになりました。
その時点ですでに借金があったにも関わらず、彼女に秘密にしたまま1年後に入籍しました。
結婚する前後にベトナムに行ったり、彼女に見栄をはって高いプレゼントをしたりと更に出費が増えました。
必然的に借金返済どころではなくなってしまい、再び借金地獄に陥ることとなってしまいました。

借金の金額は400万円超という多重債務者です。
もちろん、同期からの借金立替金の未払い分の120万円も残っています。
詳細な借金の内訳については、下の画像の通りです。


毎月の借金返済額が約15万円で、そのうち利息分がなんと約9万円にもなったのです。
さすがに、もう無理…。
同期に借金を立て替えてもらった時とは比べ物にならないぐらい悲惨な状況です。
ここから真面目に利息だけを返済する状況から脱する事を心に誓いました。

労働金庫で借り換えローンに申し込んだ

まず、クレジットカードや消費者金融の借入利率15~18%を下げなければ話になりませんでした。
利率を下げることができさえすれば、利息払いは減り、借金元本に充当される金額は増えるので、借金返済のスピードは上がります。

この利率を下げるために、私は地元のろうきん(労働金庫)で借換ローンを申し込みました。
手堅い業種であった、私は借換ローンの審査を無事クリアでき借換ローンを実行することができました。


それにより、借入利率を3.9%まで下げることに成功し、一気に借金返済スピードが上がりました。
後は、ベトナム人の嫁のためにも無駄遣いをしないこと。

無駄遣いせずに借金返済にフォーカスし続ければ借金完済できる。
そんなことを思っていたのですが…
今までのダメな自分を変える事ができず、誘われた飲み会はこれまでと同様に参加し、しかも朝まで飲むということを続けていました。

自転車操業で減らない借金

そのため、再度クレジットカードを使い、クレジットカードの借入残高は50万円超にまで膨らんでしまいました。
もちろん、ろうきんの借換ローンの方は自転車操業状態で、当初の借換ローンの借入残高から全く減っていない状況。
そう、何一つ変わっていませんでした。

妻の一言で一念発起した

そんな時、ベトナム人嫁から…
「私は、いつになったら日本に住めるの?」
こう言われました。

借金を抱えた状況で、自分一人の生活もままならないのに外国人である嫁まで養う事はできないため、結婚はしたものの妻はベトナムの実家住まいのままでした。別居婚が続く中、不安に思った妻が思い余って言った言葉に胸を押しつぶされる思いでした。
これではダメだ。
本当に借金問題を早期解決し、日本での同居生活を開始しないと…
今回は本当に誓ったのです。
コロナウイルスの影響で飲み会自粛ムードの後押しもありましたが、飲み会に誘われても断れるようになり、ついに借入残高が減少に転じました。
そして、下の画像が当記事執筆時点の借入残高の詳細です。

  • 近畿ろうきん借換ローン … 420万円
  • 楽天カード … 50万円
  • 個人(同期から借りた分など)… 170万円

自炊と洗濯で月2万円の節約に

借金を減らすにあたり、大切なことは浪費の根源を断ち切ることです。
浪費を減らして節約するために、自炊と洗濯を心がけました。
自炊を徹底することで、1日の食費は500円以上減りました。一週間で計算すると、浪費していたころよりも3,500円も節約できることになります。
また、ワイシャツを自分で洗濯しアイロンをかけるようになり、1週間で800円の節約ができています。
こういったちょっと面倒くさいことを自分で行えば1ヶ月間で約2万円程度の節約になります。
小さな節約の継続が、借金返済のためには非常に重要だと痛感しました。

一か月の節約

外食・コンビニ→自炊 3,500円
クリーニング→洗濯 800円

ひと月で約20,000円の節約!!

完済までに10年以上かかる予定

まだ完済はしていません。
借金完済への道筋は見えてきましたが、年収以上の借金640万円をこれから返済していくことになります。
ろうきん借換ローンの、ひと月あたりの最低返済額は借入残高に応じて変動します。現在の借入残高420万円だと、ひと月あたりの最低返済額は45,000円です。
この金額ならなんとか借金返済しつつ、現在ベトナムに住んでいる妻との同居生活はできるでしょう。
しかしろうきんの借換ローンを完済後、今度は同期からの借金を返済しなければならないので、全ての借金を完済するまで10年以上かかる計算になります。

もうダメだと思ったら、親のスネをかじるか、もしくは債務整理を利用するか、再度検討しようと思っています。
一日も早く借金の無い生活を手に入れて、ベトナム人妻と円満な家庭を築きたいと思っています。

 

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