「フリマアプリ出品依存」夫の物まで勝手に売ってしまう主婦に騒然

2月12日にTBSの朝の番組「グッとラック!」で、フリマアプリへの出品依存に陥っている主婦について紹介されていました。

最近ではメルカリやラクマなどのネットフリーマーケットや、ヤフオクなどのネットオークションが増えています。
スマートフォンさえあれば、購入者側は気軽にお得な値段で買うことができ、出品する側は不用品を売ってお金を得ることができることから、近年急速に浸透しつつあります。

それに伴いフリマアプリへの出品依存になる人が急増していると言われています。

常にフリマアプリで売る事を考える出品依存

出品依存に陥ると、常にフリマアプリに出品することを考えるようになり、自分で物を購入する際には「フリマアプリで売れるかどうか」を基準に考えるようになります。

家族の物を無断で…出品するために万引き・借金まで

私物はおろか、家族の物まで無断で次々と出品してしまうようになり、家庭崩壊や離婚に至るケースが近年増加傾向にあることで問題となっています。

出品する物が無くなると、出品するために新たに購入したり、万引きなどの窃盗に及んでしまう人もいます。出品依存の中には、利益を上げることが目的ではない人もおり、出品する物を新たに購入する為に借金までする人もいるようです。

利益よりも売れることが目的になった主婦

グッとラック!では先述したとおり、フリマアプリで出品することにハマった主婦が紹介されていました。

その女性は、当初は結婚祝いの家電製品や、写真立てなどの「不用品」を出品していたといいます。不用品を売ってお金にするというのが当初の目的であったのが、現在は利益よりもフリマアプリへ出品して売れることが目的となっているとのことでした。

女性は「いっぺんに売れると、歯車がかかったかのように次から次へ売ろうと思い、売るものを探してしまう。自分の物を欲しがっている人がいるということが嬉しくなり、すぐ反応してしまう」と話しており、ここでも売れることを目的とした出品であることが伺われます。

夫の私物を黙って500円で売った

番組の中で女性は、過去に夫のコレクションであるステッカーを、持ち主である夫に黙って出品したことを話していました。ステッカーが無くなったことに気づいた夫が女性を問い詰めたところ、女性は「500円で売れたよー」とあっけらかんと答えたと言います。

このやり取りからも、女性には家族の私物を買ってに売るということに罪の意識がないことがわかり、SNSでは騒然としました。

出品依存に陥りやすいのは「承認欲求が強い人」

出品依存に陥りやすいのは承認欲求が強い人であると言われています。

承認欲求とは(しょうにんよっきゅう)とは、「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という欲求であり、「尊敬・自尊の欲求」とも呼ばれる。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

承認欲求が強い人は、お金のために出品するのではなく、出品物が売れて人に感謝されることによって、他人から認められる=承認欲求が満たされることが目的であると言えます。承認欲求が満たされることはフリマアプリやSNSでは様々あります。

  • 自分の持ち物だったものを他人が必要としている
  • コメント欄で感謝される
  • いいねボタンを押される

こういったことで人に認められた、求められていると感じて承認欲求を満たしていく事になります。

出品依存のセルフチェック

番組ではフリマアプリの出品依存度をセルフチェックするための項目を紹介していました。まずはいくつ当てはまるかチェックしてみましょう。

  1. 商品をチェックするためトイレやお風呂などへもスマホを持ち歩く。
  2. アプリを使い始めてから人と会ったり会話したりすることが面倒になった。
  3. フリマアプリに長時間熱中する。
  4. やりすぎを防ぐために自分で作ったルールが守れない。
  5. 楽しく利用するはずがイライラしたり落ち込んだりする。
  6. 仕事や学校、大切な人よりもフリマアプリを優先したことがある。
  7. ハマっていることを家族や友人に隠したことがある。
  8. 落ち込んだり不安になったりしたとき、フリマアプリを使うと安心する。

いかがだったでしょうか?

6~8個当てはまると依存度は高く、3~5個の場合は予備軍となります。

まとめ

こういった依存については、フリマアプリの出品依存にだけでなく、SNS依存なども近年増加しつつあります。Twitter(ツイッター)を常にチェックしている、Instagram(インスタグラム)のいいねの数が気になるなど、多種多様となっています。

依存が強い場合、特に私生活に支障をきたす場合は依存症といえるかもしれません。
その場合は1人で解決することが難しいため、専門家に頼ることが大切です。

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