【体験者のプロフィール】
- 性別:男性
- 職業:学生
- 年齢:24歳
就職したくない気持ちが膨らんだきっかけ
大学生3年生の夏、とある精密会社へインターンシップに行った時の事ですが、そのときに会社内で働いていた社員の方からこう言われました。
「遊んでいられるのは今のうちだぞ。社会人になったら全く遊べないぞ!」
僕は社員の方からこのような言葉を投げかけられて以来、就職することに対して抵抗感を持つようになりました。
学生はバイトでお小遣いを稼げるし、稼いだお金で友人や彼女と好きな時間に会えて遊べる。こんな幸せな時間をあと1年ちょっとで終わらせたくない。
大学3年生の秋以降になると、僕の友達は就職活動をするために本格的に会社説明会や面接を受けていましたが、僕には就職への抵抗感があったため、家に引きこもっているか、バイトに行くかのどちらかでした。
大学の単位も3年生の時期では概ねとれていたので、大学の授業も受けなくても良い状態でまさに自由時間の毎日でした。
ずっとこんな時間が続いたらいいのにと、本気でそう思っていました。
就職しなくても稼げる方法を必死に探す
僕は家に引きこもる時間が多かったので、どうやったら就職せずにお金を稼ぐことができるか、そのことだけを考えるようになりました。
インターネットでひたすらキーワードで、「ネット 稼ぐ」「就職したくない 稼ぐ」を入力して、いろんな情報を収集しました。
しかし、見た感じは怪しい情報ばかりが検索結果に出てきます。
- 誰でも毎月30万円は稼げるようになる
- これからはあなたはずっと自由な生活が送れる
- 会社に行かなくても生きていける人生を手に入れよう
どの言葉を見ても、会社という箱に行きたくない僕にとっては、とても魅力的な言葉に映ったものです。
その中で、僕と同じような立場で、「学生から起業家になって、毎月安定した収入を稼いでいる」という起業コンサルタントのブログを見つけました。
そのブログには、会社にいかなくてもいい方法を教える」という無料コンサルがあり、僕は速攻でそのコンサルタントから指導を受けることにしました。
指導を受け続けるためには30万円が必要
僕はスカイプを使って、起業コンサルタントと名乗る男性からコンサル(指導)を1回受けました。
話の内容は、精紳論的なことばかりが多く、最終的には、具体的な方法と指導をこれからも受け続けるためには、資金30万円が必要と言われました。
相手の男性は話し方が非常にうまく、
- 凡人から成功者の脳みそになるためのマインド構築
- 稼ぐためには投資というリスクは絶対に避けて通れない
- マインド構築された後に待っている未来
- あなたの夢を叶えることは可能
これらの言葉を巧みに使いこなし、僕の脳みそをお花畑に変換していきました。
社会人ならば軍資金は何とかなるかもしれませんが、学生の僕にとっての30万円はかなりハードルが高いモノでした。
バイト代で何とかなる金額でもないし、資金をどこから調達すればいいか分かりませんでした。
奨学金を起業の軍資金に回す
最低かもしれませんが、最終的に僕は、学費のために貰っている奨学金を起業に回したのです。
元々実家が裕福でもなかったので、学費すら親に頼ることはできませんでした。なので奨学金に頼っていたのですが、ここで使うと約半年分の学費が払えなくなります。
しかし、僕には迷う暇がなかったので、起業コンサルタントの指導の元、振り込み先に30万円を投入しました。
これで起業に向けてエンジンをかけることができる、僕は確信していました。
起業コンサルタントと連絡が取れなくなる
僕は30万円を支払いをしてから、僕は起業コンサルタントからブログやオンラインサロンで稼ぐという方法をコンサル2回目に教えてもらいました。
そして3回目のコンサルをお願いするために連絡をしたのですが、連絡がとれなくなりました。
スカイプを鳴らしても応答しないし、起業コンサルタントが使っていたline@に連絡しても既読が付きませんでした。
ここで初めて気づいたのです。30万円をぼったくられたということを。
起業コンサルタントへの怒りをバネに30万円稼ぐことに集中
僕は借金生活の恐怖から逃れたいために、ほぼ毎日バイトに入れてもらいました。
学生ならば通常、夕方以降からのシフトになるのですが、少しでもお金を稼いで借金を返したいという気持ちが強かったので、朝から晩までギッシリと入れてもらいました。
そして、バックレた起業コンサルタントに対する怒りから、ブログに没頭することもでき、半年で月に5万円稼ぐほどのブログに成長したのです。
バイト代とブログで得た収入で、何とか半年後には30万円を完済することができ、そして今では月に12万円ほど稼げるブログに成長しています。
30万円というリスクを背負ったからこそ没頭できた結果であって、おそらく何も支払いをせずにブログのノウハウを教えてもらっても、ダラダラと進んでいて結果がなかったかもしれません。
そして、就職はせずに今もなお、パソコン一台で生活しています。