僕は現在、借金400万円を返済している立場ですが、借金をすることによって得たメリットを1つだけ上げるとするならば、「今まで以上に仕事に打ち込める人間になった」ということです。
かと言って今までが適当な仕事をしていたわけではありません。
厳密に言えば、仕事をする上で必要な
- 問題を解決する上でのリサーチ力
- 顧客第一という考え方
- 部署内での言葉遣い、気遣い
を自然と発揮できるようになり、仕事が楽しく感じるようになったのです。
今回の記事は、「借金」という経験がなぜ仕事の効率性に直結したのかについての内容となっています。
問題をリサーチする力が身に着いた
まずは問題解決するために必要なリサーチ力について言及します。
僕は今までに、会社内で何か問題に直結したときにインターネットや本を駆使して解決しようというスタンスはかなり弱かった方です。
問題があったとしてもどこかしら他人事のような自分でいたし、リサーチして絶対に解決に繋げてやるという情熱はなかったかもしれません。
しかし、「借金」という問題を抱えてしまった立場になり、インターネット上の記事やブログを読みまくったり、「借金」に関する本を買って解決方法をリサーチしたり、このような経験をすることで根気強く調査する力が養ってきたのです。
そのおかげで、社内でもし自分には直接関係ない課題、問題が発生してもすぐに関係者とコミュニケーションをとり
- 現状把握
- 問題が発生した原因
- 原因に対する解決の洗い出し
というサイクルでリサーチをする習慣が身に着いたので、仕事に対する効率化が工夫できるようになりました。
顧客第一という考え方が身に着いた
次に顧客第一という考え方が身に着いたということについて言及します。
これは僕が、インターネットビジネスを始めるための高額商材を買って悔しい想いをしたからこそ言えます。
僕が買った高額商材は、今では存在してない詐欺とも言えるメディア会社が販売したモノであり、買った時の値段は169万円でした。
しかし、メディア会社のビジネススタイルは僕ら顧客に結果を出させようという意志は全くなく、「商材を買った奴らにはまた別の商材に誘導させて、お金儲けをしよう」というスタンスでした。
彼らの販売ページはかなりお金をかけたド派手なもので、
- メディア会社トップの対談動画
- 成功者が得た人生を語る対談動画
- 海外での優雅な生活をイメージさせる動画
などなど、これらを視聴者に見せつけることで脳を刺激させるものでした。
僕らのような情報弱者はこの策略にまんまと引っかかり、高額商材を次から次へと購入するのですが、稼ぐどころか借金が増えるだけです。
実際に購入した高額商材は僕らが求めているものではなく、ただの講演や動画配信を聞くだけのモノでした。
このような経験から、僕は顧客第一という考え方が強くなり、自分だったら顧客が満足できないようなモノは絶対に作りたくない、売りたくないという想いを持つようになりました。
この考え方が、かなり会社内でも反映できており、特に品質向上、コスト、納期には厳しく見えるようになりました。
部署内での言葉遣い、気遣いには気を付けるようになった
「借金」と言う経験は、さらに他者に対する言葉遣い、気遣いを意識できるようになったのです。
僕は「借金」という痛みを経験することによって、生活が一番きつい時期には自に分全く余裕を持てなくて、会社でも家庭でもイライラすることが多々ありました。
それによって、他者に対する言葉使い、気使いを忘れ、ついつい言い方がひどくなる時もありました。
またSNS上では、幸せそうにする人の投稿を見ると、嫉妬によって皮肉な発信をしてしまい、多くの人が離れていった時もありました。
こうなってしまうと、リアル上でもネット上でも「余裕のない人間」というレッテルを貼られ、特にリアルの会社内では誰も困った時に助けてくれなくなるし、相手にもされなくなります。
しかし、人間誰にも、必ずと言っていい程「悩み」があります。
僕はたまたま「借金」という悩みを持つことになりましたが、人間関係、家庭、お金、健康などいろんな悩みを持っている方はたくさんいらっしゃいます。
そういう人たちの気持ちに共感し、少しでも他者にベクトルを向けれるように努力し、言葉遣い、気遣いをすることによってコミュニケーションもうまくいき、仕事が楽しくなったのです。
まとめ
今回の記事は、「借金」という経験が仕事の効率性に繋がったという内容のモノでした。
自分が経験した痛みがあるからこそ、人の痛みにも気づけるようになるし、気づけるように努力しようという姿勢になれます。
「若いうちから苦労は買ってでもしろ」
この言葉はようやく今の自分に響くようになった気がします。
皆さんもいろんな「悩み」をお持ちかもしれませんが、それを乗り越えた先には
自分が欲しかった生活スタイルを手に入れれるかもしれません。
自分に負けないで頑張っていきましょう。