ネットビジネス商材は危険! その2 打ち砕かれる心の余裕

どうもどうも、ごきげんよう。

私は3年前、ネットビジネスの高額商材にお金を投資して、400万円の借金をしてしまったのですが、今回の記事は借金返済が最も苦しかった時の生活の様子をそのまま書いてみました。

当時は、派遣社員で収入が16~17万円、借金の返済が毎月12万円の支払いだったので、足りない分は土日に登録制のアルバイトをしたり、妻にお金を借りたりしていました。

経験した登録制のバイトは

  • 本の梱包
  • 薬品の梱包
  • 教材の梱包

ほとんどが梱包作業です。土日も働くなんて真の労働者ですね。

派遣社員の旦那と正社員の妻

男として情けない話ですが、僕は派遣社員で収入が16万円程だったのにも関わらず、妻は正社員で収入20万程だったので、妻の収入のおかげで何とか借金の返済が工面でき、生活ができたという感じです。

今思うと、当時の私は本当にただのダメ男で、食事代は全部妻が出し、食べさせてもらっていました。

なぜ私が派遣社員を選んだかと言うと、ネットビジネスに専念するために、時間に縛られないようにしたかったからです。

アフィリエイトによる収益化を目指していたため、家でブログを書いたり、動画を編集したりする時間が必要で、負担の大きい正社員にはなりたくなかったのです。

妻は僕のネット起業という夢を、文句を言いながらも支えてくれたのです。

全くお金を回収できないネットビジネスの実態

しかしながら現実は甘くなく、ネットで読者を集めてお金を稼ぐという事は、そうたやすいものではありませんでした。

アフィリエイトによる収益以外にも

  • セミナー開催して参加費徴収
  • カウンセラーとしてのコンサル募集

など、自分で稼ぐためにネット上で集客などいろいろ試しましたが、お金は1000円も回収できませんでした。

その間、毎月の12万円の請求は当然ながらも来るので、ネットビジネスで稼げない度に毎月焦ってました。

  • ヤバい、来月どうしよう。。家賃払えるだろうか?
  • さすがに携帯は止まってしまうだろう

いつもこんな弱気を妻の前でぼやいていました。

ネットビジネスで結果を出す事が、たやすいものではないというのは今思えば当然です。

なぜ赤の他人が発信するセミナーやコンサルティングにお客さんがお金を出すでしょうか?

お金を払うことでお客さんは何を得ることができるのか、全く理解せずに自分の利益だけを考えていたのです。

ネットビジネスといえど、ビジネスはビジネスなので、顧客の需要を読み取った上で記事や情報を提供しなければ、お金など入ってくるはずがないとは思ってもいなかったのです。

借金をしている時は、ネットで稼ぐというよりもちゃんと正社員となって、お金をコツコツ返すことが先決だと気づきました。

大学生の時に来てた服で出社

借金をしている時は自分の服を買う余裕がなく、大学生の時から着ていた同じ服を、週に3回くらい着て出社していました。

会社には決まったユニフォームがあったので、普段着はロッカーの中に入れておくだけだったのでラッキーでした。

行きと帰りだけ用に着ていましたが、糸くずがついていたり、破れている個所があったので、周りを気にしながら出勤していました。

お金がないと安い服を買うことすら躊躇してしまいます。

会社でのイベント参加はしない

派遣社員でも会社関係の付き合いはあったため、食事や飲み会はけっこう誘われたりしました。

しかし、1回の参加で軽く5000円はかかったりするので、誘われるたびに断っていました。

僕自身、会社のイベントは嫌いではなく行けるもんなら行きたかったので、かなり心苦しかったです。

断る際の言い訳は、

  • 頭が痛い(片頭痛を持っているので口実)
  • 今日は妻とご飯を食べる約束をしている
  • 財布を忘れてしまった

など、見え透いた嘘がかなり多かったです。
「お金がない」と正直に言ってしまうと、相手から「お金を払う価値がないのか?」と悪く思われる可能性があったので、そこは伏せていましたね。。

借金してしまうと、会社絡みの付き合いにも支障が出てしまいます。

家に引きこもる毎日

 

借金の返済がきつい月は、極力外には出ずにパソコンに向かって作業をしていました。

ネットビジネスで収益を出すために朝から晩までパソコンに向かっていたので、気づいたら食事をとらない日もありました。

  • とにかく作業をしないと落ち着いていられない
  • ごはんになんてお金は使ってはいけない
  • 来月は生活できないかもしれない

漠然とした気持ちが毎日襲い掛かり、家から出る頻度は極限まで減りました。

この頃頻繁に妻と喧嘩が起こりました。
妻は休みの日に夫婦の時間をとって出かけたいという要望があったのですが、僕が引きこもりの毎日を送っていたため、夫婦間で壁ができてしまったのです。

借金をすると妻にしてあげたいことに対しても余裕が無くなってしまうのです。

まとめ

お金は常にある程度余裕をもっておくべきだと思いました。

僕は今、正社員に戻ったことによって、以前よりはかなり余裕を持った生活を送れています。

お金に余裕を持つことによって、自分という人間にも余裕を持たせることができますし、持っていなかったらただのケチ臭い人間になるだけです。

そして生活スタイルも、ただのニートになってしまい、妻も呆れてしまうだけです。

お金がないのならば、まずは確実に稼げるために安定した正社員になり、余剰資金を使って自分のビジネスを展開した方が、よっぽ健全な結果を生み出すことができます。

借金をしている皆さんは、まずは安定した就職を見つけることが先決です。

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