借金苦とうつ病の苦悩からの脱却。司法書士に相談して救われたサラリーマン

うつ病に襲われたサラリーマンの闘病記

働き盛りのサラリーマンがうつ病になった理由

私は元々やり手のサラリーマンとして順調にキャリアを積んできたと自負していました。しかし、忙しい仕事とプライベートのバランスが崩れ、うつ病に襲われました。朝起きることが辛くなり、仕事に行くことが苦痛でした。

うつ病の影響で、仕事に対する意欲がなくなり、業績も低下してしまいました。上司から厳しい指摘を受けることが増え、自己評価がますます下がっていきました。精神的に追い詰められていく中で、最終的には自ら辞表を提出し、無念の離職を経験しました。
精神が悲鳴を上げているにもかかわらず、プライドが邪魔して、周囲に心の内を話すことができませんでした。

借金の煮え切らない支払いと生活費の厳しさ

病院代と生活費の支払いに追われる日々

うつ病との闘いで病院通いが欠かせなくなり、度重なる治療費が重荷となってきました。次第に貯金が目減りしていき、生活費のためにやむを得ず借金をしてしまいました。
生活費と病院代の足りない分を補うため、アコムなどの消費者金融から借り入れを行いました。最初は一時的なつなぎと思っていたものの、利息や手数料が重なり、借金はどんどん膨らんでいきました。月々の返済が滞ると督促が来るため、さらなるストレスを抱えることとなりました。

借金返済の苦しみと自殺念慮

うつ病と借金が追い詰める精神的な苦痛

借金の返済と闘病の両方が重なり、精神的に限界に達しました。うつ病の症状が悪化し、常に不安と焦りに苛まれる日々でした。借金の返済に苦しみながらも、周囲に迷惑をかけたくないという思いが重荷となり、孤立感を感じていました。

次第に自殺を考えることが増えてきました。
クローゼットに縄をかけて、ひと思いに首を吊ってしまえば楽になれるのではないか。クローゼットの前に座り込んで、一日中そんなことを考えていた日もありました。
なにげなく自殺のニュースをみたときは、同じようにビルから飛び降りれば…などと考えたりもしました。
絶望感に苛まれ、生きる希望を見失っていたのです。しかし、ちっぽけなプライドを捨てて、病気や借金の悩みを告白した家族や友人の支えがあったことで、自らの命を大切にし、生き抜くことを選びました。心の奥底でうつ病の苦しみを抱えながらも、借金返済と向き合う覚悟を決めました。

司法書士への相談と債務整理の決断

心の中で葛藤しながらも、知人の助言を受けて司法書士へ相談する決心をしました。初めは相談することに対しての不安もありましたが、借金返済から抜け出すためには何かしらの手段を講じなければならないと感じたのです。

司法書士との面談で、私の借金返済の状況や収入・支出を詳細に伝えました。
司法書士は私の状況に合わせて、適切な債務整理方法を提案してくれました。私は過払い金返還請求と任意整理を選び、手続きを進めていくことになりました。

債務整理後の生活の変化

督促が止まり、返済額が減り生活が楽に

債務整理が完了すると、アコムなどからの督促が止まり、返済額も減りました。過払い金の返還によって、以前よりも余裕を持って生活できるようになりました。借金の返済に追われる日々から解放され、心身ともに軽くなったことを実感しました。

完済後の新たなスタート

債務整理を通じて、私は借金返済の難しさや自分自身の心の闇と向き合うことができました。
督促のストレスから解放され、自分のペースで生活を取り戻すことができました。うつ病はいまだに気持ちのアップダウンがありますが、自分の心に無理をせず、病院に通いながら以前より穏やかに日々の生活を送ることができています。
借金の完済後は、以前のような大きな会社の第一線とはいきませんが、自分のペースに合った仕事を探すことにも成功し、新たなスタートを切ることができました。

まとめ

私は借金返済の苦しみと闘病の壮絶な体験を経て、司法書士に相談し債務整理をおこないました。
うつ病の影響で借金が膨らんでいく中で、自殺念慮を抱えることもありましたが、家族や友人の支えで乗り越えることができ、司法書士の助けを得て債務整理を行った結果、借金返済の苦しみから解放され、新たなスタートを切ることができました。
これからは無理をせず、家族や友人を大切にしながら過ごしていこうと思います。

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