岸部四郎さん死去|連帯保証人や骨とう品の浪費で自己破産・闘病の人生

グループサウンズ「ザ・タイガース」のメンバーで人気を博し、その後テレビドラマの俳優や、司会として親しまれてきた岸部四郎さんが、8月28日の午前4時33分に拡張型心筋症による急性心不全のため、千葉県内の病院で死去したと報じられました。71歳でした。

当時はテレビドラマでは「西遊記」で沙悟浄役で堺正章さんや左とんぺいさん、西田敏行さんや夏目雅子さんらと共演し、その後「ルックルックこんにちは」で司会を務めることになります。当時はその豪快な性格もあり、老若男女問わず人気がありました。

しかしその後多額の借金を抱えることになり、最終的には自己破産したという過去があります。

浪費や連帯保証人になって自己破産

当時はまだ「岸部シロー」として活躍していた岸部さんですが、前述した通り1984年に自己破産しています。
俳優や司会などで手に入るお金は多かったようですが、無謀ともいえる投資や、知人の連帯保証人になったり、初版本のような骨董品を買い漁るなどの浪費がたたって借金がかさむことになったようです。

突然の番組降板劇

岸部四郎さんの借金の金額については諸説あり、6億円弱とも20億円ともいわれています。額が額だけに返済不能となり、自己破産するに至りました。

多額の借金・自己破産という経緯から、ルックルックこんにちはでは司会を13年半勤めたところで番組を降板することになりました。
当時番組から突然姿を消すという青天の霹靂の降板劇に、とまどった視聴者もいたのではないでしょうか。番組制作側でも混乱はあったようで、7日目にしてようやく松永二三男さんが司会者に決りようやく落ち着きを取り戻しました。

自己破産後は自虐キャラで再ブレイク

自己破産で借金が免責になった岸部さんですが、資産も全て失う事になりました。
これにより活動は自粛されるかと思われましたが、テレビのバラエティー番組で「俺は元金持ちやぞ!」などといった自虐キャラで再ブレイクすることに。
過去の岸部シローを知らない世代にもその存在を知らしめることになりました。

度重なる闘病生活

自己破産後は、俳優や司会業などからは距離を置き、バラエティー番組に出演するようになります。しかし2003年に脳内出血で緊急搬送され、一命を取り留めるものの後遺症により視野狭窄となり、右目の視野の3分の2を失うこととなりました。

その後さらにパーキンソン病を患い、身体の自由が利かなくなったことで老人ホームへ入居、リハビリをしながら生活していたようです。

まとめ

岸部四郎さんが亡くなられたのは8月の28日ですが、その情報が公開されたのは19日後の9月15日でした。
兄で俳優である岸部一徳さんは、撮影で多忙なためこの件についてコメントは出しておらず、代わりに所属事務所がコメントをしました。
葬儀などは既に親族にて執り行われたとされています。

豪快にお金を使い、多額の借金をかかえて自己破産。
必ずしもその生き方は褒められるものではないかもしれませんが、岸部四郎という一人のアーティストであり役者であった人間の、波乱万丈で豪快な生きざまだったとも言えます。

ご冥福をお祈りいたします。

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