「だぶつくマスクの在庫どうすれば…」悲鳴を上げる転売ヤー|転売禁止法15日から施行

新型コロナウイルスの蔓延により、品薄になったマスク。
そのマスクが、メルカリやヤフオクなどのインターネットサイトで高額転売されたことで問題になっています。
これらマスクなどの物品を仕入れて、他で転売する人たちの事は転売ヤーと言われています。

マスク転売を禁止させるための法律を制定

このため政府は、マスクの不正転売を罰則付きで禁止する政令を閣議決定しました。これは国民生活安定緊急措置法に基づく措置で、3月11日に公布され、15日から施行されます。この法律により通常の販売業者などを除き、マスクを取得した際の価格よりも高く販売すると罰則を科せられることになります。罰則は1年以下の懲役または100万円以下の罰金となります。

後をたたない高額転売

経済産業省は2月28日に一定期間のオークションなどへの出品自体の自粛を要請する通達をしています。
これ以降メルカリでは、転売とみられる出品に関して運営側での出品取り消しや、アカウントの停止などの措置をとっています。対してヤフオクでは、メルカリで出品できなくなった出品者が流入することで、より多くの高額出品が目立つようになりました。
経済産業省による自粛要請はなんら効力をもたず、転売排除の対策がとられていないサイトへの転売流入が止められないことから、今回の法律制定のはこびとなりました。

15日までに在庫を売り切りたい転売ヤーの攻防

ヤフオクでは、15日からの施行を前に、マスクの駆け込み出品が相次いでいます。

今後も不足すると見込んで仕入れたマスクの在庫を、国民生活安定緊急措置法施行前に売り切るためだろうと思われます。

転売を阻止する目的で「超高額入札」する人が現れる

しかし現在、他の人が転売商品を落札するのを阻止する目的で、一部の入札者によって手の届かない高額入札をした上キャンセルして支払わないといったことが行われています。

1円出品して「送料で利益を得ようとする」転売ヤー

一方「1円で出品して、送料で利益を得ようとする」投げ売り転売ヤーも現れます。

こういった様子から見ても、国民生活安定緊急措置法に対する危機感を持っていることが見受けられます。実際15日以降はこうした出品は無くなるとみられます。

転売用のだぶついたマスクの在庫に悲鳴

新型コロナウイルスが出た当初、転売を始めた転売ヤーは大きな利益を上げたであろうことは事実です。
しかし今後それに味を占めて追加で買い占めをした人や、追随して転売を始めた人は在庫を大量に余らせてしまうことは必至です。

実際メルカリなどで締めだされたことを嘆く声や、今後転売する場を失うことを嘆く声がちらほらと聞こえ始めています。

仕入れた値段でも売れない!赤字!

転売ヤーは、新型肺炎蔓延によるマスク不足を見越した「高額転売目的」で仕入れたため、定価で仕入れています。このため定価よりも高く売らなければ利益は出ず、赤字となります。

高額転売での利益を見込んでいるため、仕入れに多額の資金を投入する人や、借金などで仕入れをしたのちに転売の利益で返済をしようと考えている人もいるため、国民生活安定緊急措置法施行後、売れない在庫を抱えた転売ヤーの動向が気になります。

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