ギャンブル依存症の治療「保険適用」へ~借金返済の足掛かりに

2020年2月7日に厚生労働省の医療報酬改定により、ギャンブル依存症の治療に公的医療保険が使えるようになりました。

カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致に伴い、以前からギャンブル依存症患者の増加が懸念されており、その対策強化を狙ったものです。

保険適用の対象となるのは「集団治療プログラム」

保険適用の対象となるのは、依存症の患者が数人から10人程度のグループで意見交換を行い、ギャンブルに依存するようになったきっかけや脱依存にはどうするべきかなど話し合う「集団治療プログラム」です。

脱ギャンブル依存に効果があるという結果に

日本医療研究開発機構(AMED)開発の集団治療プログラムを、全国の35施設でギャンブル依存症の男女187人に試験的に実地。結果、半年後までギャンブルをせずに過ごした「プログラムを受けた被験者」は40%にのぼり、プログラムを受けなかった被験者よりも脱ギャンブルの割合が高い結果となりました。
これにより厚労省ではこのプログラムに効果があるとして、保険適用の対象となりました。

このグループ治療については、ギャンブル依存症の自助グループでも採用されている方法で、同じ悩みを持つ人同士が心の内に秘める悩みなどを打ち明けることで脱ギャンブル依存への道を見つけるための有効な方法とされています。

ギャンブル依存症とは

ギャンブル依存症とは、様々な賭け事(パチンコ・パチスロ・競馬・競輪・競艇・オートレース)などにのめり込み、ギャンブルに対する欲求を抑えられなくくなった結果、社会生活に支障がでてしまう状態のことをいいます。最近ではスマホゲームの課金やガチャと言われる、お金をつぎこむシステムも依存性の強いものであり、大きな問題となっています。

ギャンブル依存症は、一度ギャンブルによって大金を手にしたことがある人がなりやすいとされます。いわゆるビギナーズラックを経験した人は「また次も大当たりするのではないか」という気持ちから、負けても続けてお金を出してしまう傾向にあるといわれています。

これにより負け続けてもやめられない為、手もとのお金を使い果たして借金に至ってしまうケースが問題となっています。

賭け事により借金を抱えた人にも朗報

今回の脱ギャンブル依存症に向けた保険適用のニュースは、こういった賭け事の依存により借金を抱えてしまった人たちにも朗報といえます。もともとギャンブルによりお金がなく、脱依存のために通院をしたくてもできなかった人にとって、治療のための足掛かりになる可能性は大いにあります。

ギャンブル依存症は自力ではなかなか脱することのできない病気です。泥沼にはまる前に、心療内科や自助グループなどの専門家に頼る事をお勧めします。
そして賭け事による借金を抱えてしまった方は、これを機に治療を考え、無理せず弁護士や司法書士を頼りましょう。

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