ギャンブル依存症で借金700万円 キャッシング枠を売却した36歳

【体験者のプロフィール】

  • 性別:男性
  • 職業:会社員
  • 年齢:36歳
  • 借金 : 700万円

ビギナーズラックがその後の人生を狂わせる

高校を卒業してアルバイトを始めると、給料をもって初めてパチンコ屋に行きました。そこで10数ゲームやったところで大当たりがでました。いわゆるビギナーズラックというやつです。初めてのパチンコで、千円が八千円になりました。

パチスロバブル期。50万円勝てる台があった

気を良くした僕は、次の日に友人と一緒に飲んだ後にパチスロ屋に行きました。そしてその日も大勝ちしたのです。その頃パチスロはバブル期で、まだ規制される前で1日に50万円勝てる台がありました。

今思えばこのビギナーズラックが、僕のその後の人生を狂わせるきっかけとなったと思います。
ここで大勝ちせずにけちょんけちょんに負けていたら、ギャンブルにのめり込んではいなかったのではないか、と思うのです。

とにかくその後も勝ったり負けたりしながらギャンブル通いをしていました。

家賃を使い込み消費者金融で借りた

正社員になってからも週二回くらいのペースでパチンコに通っていました。
通うペースが以前より少なくなり、負けも続いたことからパチンコ屋への足が遠のきかけたころ、ある日熱いリーチからの大当たりがでました。そこから大当たりを引き続け、なんと8万円も手にすることになりました。そこで僕は思いました。やっぱりパチンコって楽しいな、と。

しかし後日大負けをしました。途中もうやめなければと思いつつ、歯止めが気中くなってしまい使ってはいけない、その月の家賃や生活費を全て使ってしまったのです。そこで生まれてはじめて消費者金融からお金を借りました。借りたお金でその月の生活を賄いました。

パチンコだけでなく競馬に手を出した

パチンコ屋に通い、負けを取り返そうとしても更に負けが続いて取り返すことが難しくなりました。
そこで考えた末に競馬に手を出しました。
しかし素人がそう簡単に競馬で勝てるはずはありません。インターネットで競馬サイトを検索しまくり、口コミで1番のサイトを選んで登録しました。すると買い目を3万円で購入すると150万円稼げます!!といった内容だったので購入することにしました。

パチンコで稼ぐことはできるの?ギャンブル依存症と借金からの脱出

負けても後に引けずに勝ち分は全て失った

その日の競馬は負けでした。試しにもう一度、3万で買った買い目より1ランク上の5万円の情報を買ってみようと思いました。
結果、何と40万円勝ったのです。そしてそこで止めればいいのに、またそのお金で10万円の情報を買ってしまいました。
結果は大外れ。
熱くなった僕は、気持ちがあとに引けなくなってしまい、また買い、そして負け…を続けて気づくとせっかく勝った40万円は全部無くなっていました。

社長に借りたお金でギャンブルをした

そして金融会社から借りて競馬に突っ込むといった日々が続きました。
年収は450万円ほどありましたが、すでに年収の3分の1の150万円のお金を借りて使い切っていました。
金銭感覚が狂っていた僕は、150万円くらい1発当てればすぐに返せると会社の社長から200万円借りることにしました。
それを元に150万円返してしまおうと。何の根拠もないのに当時は自信満々でした。もうそこまでいくと泥沼ですね。

そしてやはり勝つことはなく、当然150万円どころか社長から借りた200万円をとりもどすことすらできませんでした。社長から借りたお金を使い切った僕は、細々と給料から返済していました。計画性のない僕は、生活に必要なお金を返済に回してしまったため、家賃や生活費をまかなうことが出来なくなっていました。

金融会社には3つの保証会社があった

僕はどうにかならないかと調べていくうちに、金融会社にはいろいろな保証会社があり、それぞれ保証機関が違うこと、そしてその機関ごとには個人情報を開示していないということを知りました。

説明すると、一般的な消費者金融はCICという保証会社、そして銀行の保証会社は全銀協、クレジット会社はJICCと、それぞれ会社が違っているんですね。
総量規制があって、もう借りられない僕でも借りる事ができるところがあると考え、即、銀行の融資窓口へ行きました。
30万円希望でした。
半ばあきらめていましたが、すぐに融資可能と回答があり、早速借りることにしました。やめとけば良いのに、これで一発当てればと、みるみるお金が減っていきました。
気づくと残り5万円ほどになっていました。

クレジットカードのショッピング枠の現金化

その後借り尽くしてしまい、もうほかの銀行すらも貸してもらえなくなりました。残るはもう一つの保証会社だけに。いわゆるクレジット会社の保証会社です。ここには情報がまだ行ってない為か、クレジットカードは使えていました。

消費者金融から借りることができないと思った僕はまたバカなことを考えました。僕が考えたバカなこととは、クレジットカードのショッピング枠を現金化をすることでした。当然これは違法な行為です。

そこで「クレジットカード 借りる 現金」などでインターネットで調べると、「クレジットカード現金化」という項目を見つけました。

方法は2種類

方法は2種類ありました。

  1. ブランドバックや時計などを買い、それを質屋に売る方法
  2. クレジットカードの現金化

ブランドバックや時計などを買い、質屋に売る方法

大体買った時の70%くらいで買いとってもらえるとのことでした。

クレジットカードの現金化

調べてみると、大体90%くらいで買い取ってもらえるとのことでした。

すぐに申し込みました。
その方法はクレジットカードでamazonのギフト券を、メールタイプで購入し、それをそのままその業者に買い取ってもらうという方法でした。当然違法です。

利息や元本は全く減らない仕組み

すぐに15万円申し込みました。15万円の90%なので、約13万円ほどが即日振り込まれました。後になって冷静に考えると、15万円借りたのにいきなり手数料で2万円ひかれるようなものです。しかも借りた15万円には、しっかりと利息がかかってきます。

15万円を現金化すると13万円が手元に残りますが、それが次月には15万円で返済しなければなりません。その間にも150万円の月の返済をしながら、その利息分も払わなければなりません。そうなると普通に返済するよりも月に5万円近く多く払うわけです。しかし当時の僕は、結局返済がかさんだことでギャンブルにかけられるお金が減っていき、とうとうカード3社分の90万円分の現金化をしてしまいました。

ブラックリストに載って借金が700万に

保証会社の3社共にブラックリストにのってしまい、もう個人ではどうしようもなくない状態でした。
借金は700万円ほど。
その時は毎日が苦しい状態でした。
妻にも内緒にしていたのですが、家賃も滞納し月の返済は12万円を超えていました。苦しくなった僕はダメ元で、正規の金融会社に融資の相談をしに行くことにしました。

しかし結果はもちろん融資不可能でした。
しかしそこの会社は、とても親切に今の僕の現状を事細かに聞いてくれて、「この状態ならまだ自己破産はせずに弁護士に相談すれば、まだやり直せるからすぐにやり直した方が良いよ」と言ってくれました。

それまで今までは妻に隠して裏でコソコソとやりくりしていましたが、妻に相談し、弁護士を頼ろうということになりました。

弁護士に相談し任意整理へ

僕は弁護士さんに相談しに行きました。
色々と書類を書き終え借金の総金額を計算してもらうと、開口一番よくこんなに借りれたね…と半ばあきれていました。
そして自己破産せずに任意整理で済むと言われました。

借金の元本を返せていなかった

借金をすると借りた金額に利息がかかります。
そして金利は消費者金融は大体15%~18%くらいです。
なので100万円借りたとしたら、年間で100万円に18万円をプラスして返さないといけないわけです。
しかも100万円を一回で借りた時に限るので、何回も借りては返してを繰り返していた僕は、元本をほとんど返せていませんでした。
このままでは、自己破産をするしかない状態だったわけです。

任意整理で返済することに

金融会社としては、このまま自己破産されてしまうと利息どころか元本さえも戻らなくなるため、僕の自己破産は避けたいはずです。そのため弁護士さんを通して「元本は返すので、利息を一切なくしてください。その代り必ず返済させます。」ということを、諸々の金融の方にお伝えしました。簡単にいうとこれが任意整理ということになります。

もちろん全ての金融会社のブラックリストに、向こう5年リストアップされるため、賃貸で家を借りることもできないし、クレジットカードも作る事は出来ません。現金しか持つことができないのです。

任意整理の書類を書き、弁護士さんにこれから支払う金額と金融会社に支払う金額を月にいくら払えるか決めました。そして月に5万円ずつならば払えると宣言し、契約を交わしました。月の返済額がだいぶ少なくなったことは、とてもよかったと感じました。

義母と実姉に助けてもらうことに

前述したとおり、任意整理をして返済額は減ったものの、家賃を二か月分滞納していました。
2か月で24万円近くをすぐには払えるわけもなく、妻の母にお金を貸してもらう相談をしたところ、いきさつを聞かれました。すべて話をすると、借金を建て替えてくれることになりました。

義母いわく、完済予定は4年。4年で返済するとその後5年間ブラックリストにのる為、合計で9年間ブラックリストに載ることになります。それはリスクが高いのではないかとのことでした。

借金の合計が700万円になっていたので、さすがに妻の母だけに頼るのはおかしいと会社を経営している姉に相談しました。姉に700万円の半額の350万円借りて義母と姉に返済することにしました。

弁護士さんへはそのまま妻の母から振り込んでもらいそのまま弁護士さんから各金融会社へと支払ってもらい、2カ月余りで金融会社への返済を終えました。これで返済は家族のみとなりました。

ただしこの後結局僕は再びギャンブルにハマり、僕を諭してくれた金融会社や返済に尽力してくれた弁護士さん、妻やその家族を裏切ってしまうことになるのですが。

周囲を裏切り「業務上横領」して競馬に

借金を肩代わりしてもらいようやく肩の荷もおりました
しかしそうなると頭の中がこう考えます。
これからずっと同じ収入で安くなったとはいえ少なからず向こう5年~7年くらいは返済し続けなければならない、ゆとりができた今こそ挽回する時だ!!
と。そう、またギャンブル欲が再発してしまったのです。

しかし任意整理でクレジットカードはもう使えませんでした。そんな中やってしまったのは、会社の現金操作…。業務上横領…。そう犯罪です。
1度勝てば返せると競馬につぎ込みました。勝てるはずもなく消えるお金。
もうバレてしまう、そう思った僕は、まだ借りられるところはないか探し始めました。そこで僕はとうとう最後の地獄の窯の蓋をあけてしまったのです。

社長にばれて逃げ道をさがした

初めはバレてはいけないと思い、5千円だけやろうとおもっていました。しかし今まで何万円という単位でかけていたため、5千円という金額は2分と持たずに無くなってしまいました。最初はバレることを恐れて少額でやっていましたが、だんだんと間隔がマヒしてしまいました。
そして1万円5万円と増えていき総額で15万円になってしまいました。

そして社長から金額が合わないけどどうなっているのか?と聞かれました。
ばれてはいけないと思い「調べるので2日待ってください」と言い、どうにかできないか考えました。

闇金の手口

僕は横領した穴埋めにできるお金をどうにかできないかと調べ始めました。
任意整理中でも借りられるところをしらみつぶしに探しました。

すると日本貸金組合というサイトを見つけました。
そのサイトを見てみると、「任意整理や自己破産者でも借りられる会社を探しますので電話番号と住所を記載してください。貸せる会社から直接連絡が行きますので必ず出れるようにしてください。」とのことでした。

アクセスしてしまった怪しいサイト

今冷静になって思うと完全に疑わしいですよね。これが闇金業者紹介業者です。ですがその時の僕は焦っていたので、迷うことなく個人情報を入力し、ドキドキしながら待っていました。
そうすると090~から始まる電話から連絡がかかってきました。そう、これがよく聞かれる090金融です。そんなことも知らない僕は、かかってきた業者に20万円の融資をお願いしました。

個人情報を聞き出してくる

審査をするためということで、色々と質問をされました。

普通金融会社は住所や年齢、働いているところや年齢など聞かれますが、その業者も同じ様に聞いてきました。今思うと変なのですが、関係ないはずの姉の会社や母親の就職の有無まで聞かれました。通常の人ならばここで変だなと気づくはずなのですが、会社に横領がバレるのではないかと焦る当時の僕は全く気づきませんでした。
業者から20万円の融資が可能と聞いた僕は、早速融資をお願いしました。

するとあなたの返済の能力を知りたいから1万5千円を貸すので3万円を今日中に返してくださいと言われました。それが確認できたら明日には20万円振り込みますとのことでした。疑う余地のない僕はすぐに3万円を振り込みました。

会社のはずが振込先口座が個人名義

ここで言われた3万円を振り込む際にも怪しいポイントがありました。振り込み先口座が個人名義だったのです。
でもやはり焦っていた当時の僕は、それを怪しいとは気づけずにいました。そんな怪しい個人名義の口座に言われた3万円を振り込むと、相手から「確認したので、明日20万円振り込みます」との返答がありました。その夜僕は安心して眠りにつきました。

20万円は貸さずに執拗に電話をかける

すると朝その業者から連絡がありました。何の電話だろうと出てみると「あなた色んな所から借りてますよね。そうなると違約金が発生してしまうんですよ。違約金が15万円なんですよね。」と言われました。
ここで初めておかしいと思い、慌てて電話を切りました。すると着信が20件続きました。それも無視して仕事先に行きました。

闇金から会社に電話がかかってきた

そしてそのことも忘れて仕事をしていると、会社に電話がかかってきました。案の定闇金業者でした。
電話にでた人間が、いないと言っても何度も「あいつは居るか!!」と執拗に恫喝の電話をかけてきました。実際には借りてもいないのに「借金を返せ!!」とも言っていたそうです。

さすがに営業に支障が出るので、僕が出て明日また連絡すると約束をつけました。

とうとう妻にばれた

闇金からの電話は妻の携帯にも連絡があったため、すぐに全てバレてしまいました。
でもまずはこの状況を何とかしないといけないので、明朝すぐに闇金に強い業者に連絡をしました。5万円で解決してくれるとのことだったので、すぐに5万円振り込み、対応してもらいました。

そうすると昨夜鬼のようになっていた電話がぱたりと無くなっていました。安心するとともに妻にもバレてしまい、社長にもバレてしまうことになりました。観念した僕はすべてを正直に話しました。

そして売上操作の15万円の話をすると、ありがたいことに返済をしてもらえれば穏便にすますと言ってもらいました。
普通ならば逮捕です。本当に恵まれていたと、身に染みてわかったことを心底から思いました。そして借金につては、また妻の実家が肩代わりしてくれることになりました。

ギャンブルと競馬の借金の返済方法とは?返済に必要なポイントとは

やりなおす事を誓い、ギャンブルをやめた

そして妻に最初の15万円と、弁護士に払った5万円を肩代わりしてもらいました。
これで離婚か。と思っていたのですが、妻はまだ離婚はしないと一緒に頑張ろうと言ってくれました。
二度目の涙を流し、もう本当に更生をすると心に誓いました。
ギャンブルの怖さを知った僕はそこからギャンブルをやめました。

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