【書類写真有】実録!闇金13社から借金して逮捕・自己破産・生活保護の末路

警察での取り調べ

自宅に警察官が来てから1カ月がたち週に2日から3日1回に3時間の取り調べを受けました。

警察での取り調べの項目

内容は次のような項目が取り調べの中心になりました。

  1. 闇金との接点
  2. 闇金の名前、電話、所在地などの情報
  3. 闇金との金銭(いくらか借りて、利息などいくらか払ったか)

この時点では軒数、金額が多く詳細な金額は分からなかった。

  1. 口座を売ることは自分から言ったのか、闇金から誘われたのか
  2. 借りたお金の使い道
  3. 口座を売って代金が振り込まれるまでどんなことをさせられたか
  4. 口座のキャッシュカード、通帳などはどこに、どんな形で送ったか?送ったなら送り状は持っているか

実際にキャッシュカードなどを送ったコンビニエンスストアに、刑事が出向いて店の送り状をチェックしました。

また銀行口座を売った銀行の前に行き証拠写真も取り証拠写真とします。
まだまだ細かなことまで取り調べられ夏バテと精神的苦痛で何度か倒れました。

取り調べ中に起こった幸運なこと

しかし幸運なこともありました。
それは闇金から強烈な追い込みの電話が鳴ったときまさに警察での取り調べ中だったことです。
電話に取り調べの刑事が出てくれました。

刑事「おたく誰Tさんにお金かしている人?私N署のSと言うものです。もう電話せんといてくれる?」

と電話の闇金相手に警告してもらったことで、闇金も警察がのり出したとわかり以降何社かは追い込みがなくなりました。
このような長期に及ぶ取り調べがお盆過ぎて9月の始めまで続きました。
最後の取り調べの日に担当刑事から「これで送検するので検察庁から呼び出しがきて裁判所から判決が来る」と言われ、長かった取り調べはようやく9月に終わったのでした。

口座凍結による生活への影響

警察の取り調べを受ける時には、自分が開設した口座は前のチャートでも分かるように全て凍結状態でした。
それまでは口座の凍結などは経験もなく、自分でも凍結が生活に予想以上に支障が出てくるとは想像もしませんでした。
現代社会において生活をする上で銀行口座の重要性というものを痛いほど認識させられました。それは次のような生活面で影響があります。

  • 年金などが振込のため受け取れない。
  • ランサーズなどで仕事をしても本人名義の口座がないと報酬が受け取れない。

現代はアルバイトなどでも給与振込なため口座凍結で振込口座として使用できない状態であれば収入を得る手段がなくなることに等しいことです。この収入を得る手段がなくなることが生活面で最もつらいことになります。

司法による裁き

地元警察で口座売買での確証を得るための証拠集めやいろいろな角度からの捜査を目の当たりにしました。

特に警察はすごいと思ったことがありました。
闇金が私の口座から振り込まれたお金を地方のATMから引き出した際の映像が、鮮明に証拠写真として撮影されていたことでした。
これには組織力のすごさを肌で感じました。その組織力で徹底的に調べられて証拠固め、私の自供など送検するのに必要な材料が そろい送検に至りました。

後でわかったことですが、この時警察は最高刑の懲役1年罰金100万が罪に等しいとのことだったそうです。 しかし実際に検察庁での事情聴取から裁判所の判決はその通りにはなりませんでした。
検察庁での事情聴取は警察での取り調べが完了してからほぼ1ヵ月たった頃、呼び出し状が届いてその日が来るのが不安で毎日が落ち着かなかったことを今振り返ってみると昨日のように思いだします。
私もこの年になって、検察庁の御世話になるなんて思っていませんでした。自分の欲望コントロールできなかった情けない高齢者としては、当然の報いだと今やっと自分のなかで今回の罪に対する反省と、どのような判決がだされようと従い罪を償うつもりに心から思い検察庁へ出頭する当日の朝を迎えました。

検察庁での事情聴取

検察庁へ出頭する時間は朝9時からという時間だったので、少し余裕をもって出発して検察庁のある最寄り駅には1時間くらい早く着きました。
しばらくマクドナルドで心の準備をしてこの半年の間に体験したことを振り返っていました。
自分の自制心のなさが原因で引き起こした出来事で、闇金に殺されても仕方ないような事だと思いました。 今ここでコーヒーを飲むことができるありがたさを、誰に感謝していいのか考えていると、時間が迫っていることに気づき、あわてて店を出て検察庁へ向かいました。

検察庁の入口で入館の手続きと荷物類にチェックを受け、名札をもらって呼び出し状に記載されていた5階に行き、待合室で待っていると女性が呼びに来て取り調べ室に通されました。 しばらくすると50歳代と思われる小柄な男性が入って来て、私の緊張した気持ちをほぐすように「今日はいい天気ですね、ここへは迷わずこれましたか、おはようございます。担当のDと言います。Tさんですか」と声をかけてきました。

自分「はいそうです」
D担当官「なにか本人と確認できるものは持っていますか」

自分「マイナンバーならあります。」
D担当官「コピーさせてもらってもいいですか」

部屋に入った時は始めての経験という事もあり、かなり緊張していましたが、この担当官の物腰のやわらかさが緊張をほぐしてくれたように思えました。 緊張がほぐれた時からいよいよ検察官本来の聴取が始まります。

私は裁判ではなく略式を選んだ

地元警察による長期の取り調べ調書に基づいた、次のような項目が確認されて簡易裁判所へ起訴状が送られ判決が申し渡されます。
まず最初に「裁判にしますか、それとも略式にしますか」?と聞かれたので「略式で御願いします」と答えました。
すると「それでは略式で請求します」 と言われ、それからは次のような聴取が行われました。

  1.  闇金からの口座売買による代金の受け渡し、金額について。
  2.  通帳やキャッシュカードを送った方法や送り先の確認。
  3.  口座売買の銀行名の確認。場所など。
  4. 口座売買は自らやったことかそれとも闇金から申し出されてしたことか。
  5. 口座売買は法にふれるということは認識していたか。
  6. 現在は反省して再犯の恐れはありませんか?

など3時間みっちり聴取があり、最後に今回の罪をよく反省して2度と同じあやまち を起こさないようにしてくださいと言われました。
さらに2週間くらいで「起訴状を裁判所に送りますので、1ヶ月後には判決が届くと思います。」と言われました。
取り調べ室を出る時検察官から「ここへ来るような事をもうしないで下さいよ」と注意されたことに、検察官の温かみを感じました。

そして判決。生活保護で罰金は払えないと思っていた。

聴取を受けてから起訴状が届くまで、また判決が出るまでの毎日が判決の結果や罰金の支払い、懲役になった時、家のことはどうしたらいいのかなど解決案のない不安だらけの日々が続く毎日でした。
生活面は闇金事件に入る前に申請した生活保護が受理されて、今はぎりぎりの生活はできても罰金を保護費から支払う余裕はありません。
それに罰金を保護費から支払うことが許されることはではないと思っていました。

そんな不安もピーク達した頃に、郵便箱に簡易裁判所からの郵便が入っていて、ついに来たと郵便箱の前で深呼吸しました。 それから部屋に持ち帰り恐る恐る中身を取り出して見ると、驚きの内容でした。
私自身最高刑の懲役1年または罰金100万円と思っていました。 しかし現実は略式命令の主文では罰金刑30万円に処するとのことでしばらく放心状態でわれに返るとほっとしたのも一瞬で100万円の罰金が30万円になったことはうれしいことですが判決の後にさらなる問題がありました…。

罰金は分割不可能。徴収事務規定を調べた

1月に初めて闇金と接触してから1年近くになり、季節もあと2週間すると年末という頃。
11月17日付けの略式命令は“罰金30万円に処す”との判決であり、私の周辺の友人などは「口座を6銀行分売ったにしては刑が軽く済んだ」との見解がほとんどでした。

自分自身も取り調べの警察署が最高刑の懲役1年または罰金100万を要求していたとのことだったので絶対に最高刑は免れないと思っていました。
刑が軽くすんで喜ぶべき事ですが、喜べないこともありました。
それは罰金30万円の支払いが当時の生活状態では一括納付は不可能だったことです。
今の私にはさらに借金をする場所も相手もいません。

生活保護で細々と生活しいている状況なため、30万円を捻出することは不可能でした。そこで30万円の分割納付ができないかネットでいろいろと調べても“罰金の分割は不可能”との記事がほとんどでした。

しかし後日、友人からの情報で刑事罰の罰金で分割も可能かもしれないとの情報があり法務省の「徴収事務規定」をよく調べると下記のような条文がありました。

一部納付の申し出

第16条徴収金について納付義務者から納付する一部の金額につき納付の申出があった場合において、徴収主任は、事情を調査してその事由が有ると認める時は、一部納付願いに関して検察官の許可を受けると共に、検察システムによりその旨を管理する。しかし前例のサイトを見てみると分割納付の成功率は一桁代と厳しいものです。

罰金は裁判所で決定して検察庁で支払う事になるので早速無駄足になるかもしれませんが、私には頼るところは検察庁の徴収係しかなく、事情を理解してもらい分割を了承してもらうお願いのため早々に検察庁に出向きました。

検察庁の温情で6回の分割払いが認められた

検察庁の徴収係に予約を取り計2回出向いて現在の生活状況や借金する所もなく、生活保護で食事や生活用品を節約して何とか、月5万円の捻出したことを担当官に理解してもらうように必死に頼みました。

毎月遅れず期日は守る念書も書き、さらに担当検察官に再度分割のお願いをしました。
現在の生活状態を理解してもらうよう説明しましが、その時は結論がでず。半分以上あきらめの領域に入り、労役のことを考えて重い足取りで帰宅しました。
それから1週間後のもうじきクリスマスになるある日、郵便受けに検察庁からの封書が入って「きっとだめだった」のだと思い中身を見ました。
中には検察庁の5万円の振込用紙が入っていました。
そこには今月から生活保護費受給日の翌日に5万円6回支払いしてくださいとの連絡で、分割払いを了承してもらえたと一人喜び、最高のクリスマスプレゼントを受け取りました。

検察庁分割納付書

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