借金を10年以上放置したらどうなる?リスクと完済するための対策

借金を背負ってしまうと大変ですよね。
膨れる利息、迫られる返済日、金額と利子によっては完済までに何年もかかる方も多いと思います。
正直言って、借金から逃れたい、そう思ってしまうこともあるかもしれません。
中には長いこと借金を放置してしまっているという方もいると思います。
しかし借金を放置しておくと、より一層返済が大変になります。

そこで今回は、借金を長いこと、例えば10年以上も放置してしまった場合、その借金はどうなっているのか、そして放置した借金に対して取るべき対策についてまとめてみました。

借金を10年放置するとどうなるか

まず借金を10年放置してしまった場合、どうなるのかという解説からしていきます。
期間に関係なく、借金を放置すると

  • 利息によって返済額が膨れ上がる
  • 信用情報に傷がつく

という問題が発生します。

消費者金融・カードローンの場合、放置すればするほど返済額が膨れ上がる

借金を放置すると、利息によって返済額は膨れ上がります。
利息が高いほど、とんでもない金額になっていることが多々あります。
さらに厄介なことに、借金の利息は複利によって計算されます。
つまり、放置する年数が経つほど二次関数的に返済額が跳ね上がってしまうのです。

例えば消費者金融やカードローンの場合、年利で15~18%に設定されているところが多いです。

こういったところで100万円を借り、その後10年間放置した場合、返済額はこのようになります。

年利15%で100万円を借りた場合4,045,557円
年利18%で100万円を借りた場合5,233,835円

なんと年利15%の場合で4倍の400万円超に、年利18%の場合は5倍以上の520万円にまで膨れ上がってしまっています。
この時点で借金を放置しておくと返済が難しくなってしまうことはお分かりいただけたと思います。

信用情報に傷がつく

利息によって返済額が膨らんでしまうだけでなく、あなたの信用情報にも傷がつきます。
そして10年も放置したとなると、信用情報(ブラックリスト)と認定されてしまうのです。
ブラックリストに認定されてしまうと、キャッシングやカードローンを新たに組むことが出来なくなります。

それだけでなく自動車ローンや住宅ローン、クレジットカードの発行など、生活にも支障をきたしてしまう恐れがあるのです。

10年放置した借金に時効は成立するのか

10年も借金を放置してしまうと、完済への道のりが程遠くなるだけでなく、普段の生活にも支障をきたす恐れがあります。

返済がとんでもなく大変になっているからこそ、「借金このままチャラにならないかな…」という考えが頭をよぎる人もいるかもしれません。
確かに借金には消滅時効というものが設定されており、それを満たすとチャラにすることができます。

借金の消滅時効が成立する条件

借金の消滅時効が成立する条件は三つあります。

  • 直近の返済日を最後に、一定期間(※)が経過している
  • その間に貸主側が請求に関する行動を起こさなかったこと
  • その間に債務者が債務の承認をしていないこと
  • 時効制度を利用することを貸主に伝える

※権利を行使することができる時から10年、又は権利を行使することができることを知った時から5年のいずれか早い方

上記の条件を満たすことで借金の時効が成立し、チャラになるのです。

しかし借金の時効は狙わない方が良い

ここまで読んで、借金に時効があるから狙っていこうと思っている方もいると思います。
しかし借金の時効という望みはかなり薄いので覚悟しておきましょう。
先述の時効成立の条件として、「貸主側が請求に関する行動をしない」があります。
お金を貸している側が、10年どころか5年も債権を放置することはまずありません。

そのため、借主側が借金を放置していたとしても、郵送や電話などによる請求があった場合、時効が中断してしまい、“振出し”に戻ってしまうのです。

放置した借金を返済するためにやるべき対策

借金の時効が成立する見込みが薄いとなると、地道に返済をしていくしかありません。
とはいえ10年も放置した借金を返済するのは茨の道を歩くように険しいものです。
では少しでも早く借金を完済して楽になるためには何をするべきか、その方法について解説していきます。

借金の時効が成立するか確認する

まずは借金の時効が成立するかどうか確認をしてみましょう。
10年も経っているのであれば、時効期間経過の条件は満たしています。

次に放置していた間に貸主側から督促などの請求が来ていないかどうかを確認してください。
先程も紹介したとおり、請求が来ていないかどうかの確認はとても重要なことです。
時効を成立させるためには、以下の項目が大切になります。

  • 裁判で請求手続きをされていない
  • 督促がきていない
  • 極少額であろうとも、一回も返済していない

これらの条件を満たしていた場合、消滅時効の援用の手続きをしましょう。
それが認められれば、借金が消滅します。

時効成立が困難な場合は債務整理の手続きに入る

先程紹介したように、消滅時効の援用の手続きをすれば俗に言う借金の時効を成立させることは可能です。
しかし現実問題として、貸主が返済の滞っている相手に督促もせず、裁判手続きもしないといったことは稀であると考えるべきです。

つまりは「借金の時効成立は難しい」ということになります。

それでは借金消滅の時効の成立が困難な場合はどうしたらよいでしょうか。
その場合は弁護士さんの元で債務整理の手続きを検討してみましょう。

冒頭での計算の通り、借金を10年も放置していると元金だけでなく利息や遅延損害金も多額に上っていると考えられますから、完済するには相当大変な道のりです。
そこで債務整理をすることで少しでも借金返済のハードルを下げることが出来るようになるかもしれません。

債務整理には3種類あります。

  • 任意整理:金利をカットし、元金のみを3年程度の分割で返済をする手続き
  • 民事再生:所有している資産を維持したまま、減額された借金を原則3年間で分割して返済する手続き
  • 自己破産:借金の支払いが免除される代わりに資産を没収される

どの手段が最適なのかは弁護士さんを相談しながら決める話になってきますが、毎月安定した収入があるのであれば、任意整理もしくは民事再生で話を付けたいところです。
返済の必要が無くなるという意味では自己破産が一番楽なように見えますが、あなたが所有している資産を没収されてしまうというリスクを考えると、可能であれば避けたいところです。
10年も放置してしまった借金を返済するのは大変ですが、まずは弁護士さんに債務整理の相談をすればハードルはかなり下がります。
基本的に相談だけであればお金は掛かりませんから、手遅れになる前に行動を起こしてみましょう。

まとめ

ここで10年放置してしまった借金についてまとめてみます。

  • 借金を10年放置してしまうと利息や遅延損害金によって返済額が膨れ上がってしまう
  • さらに信用情報がブラックリスト入りしてしまうことで普段の生活にも支障をきたしてしまう
  • 10年以上放置してしまった借金に請求が全く来なかった場合は借金の消滅時効が成立する可能性がある。しかし請求が来ないということはほぼあり得ないので、時効が成立する見込みはかなり低い
  • 借金を返済する際は債務整理を活用して返済額を軽減できるように手続きを進めることで、完済までのハードルがかなり下がる

借りた金額の数倍に膨れ上がってしまった借金を返済するのは精神的にかなり辛いものです。
しかし、今までと同じようにそのまま放置してしまうと、更に取り返しの付かないことになってしまいます。

借金の問題を解決するためには一日でも早い行動が必要です。
ダラダラと返済をしても結局はつらい事も先延ばしになるだけなので、計画的に完済に向けて取り組んでいきましょう。

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