買い物依存症~お金も友達もブランドも失って任意整理した25歳

【体験者のプロフィール】

  • 性別:女性
  • 職業:事務職
  • 年齢:25歳
  • 借金:200万円
  • 対応方法:任意整理

ブランドを買いあさって200万の借金に

私が勤めている職場は、女性が多い職場です。
オフィスに女性がずらりと並んでいるような仕事を想像してもらえるとわかると思います。その中でバリバリの営業を行っている女上司がいて、その下にも仕事をしっかりこなせている女性がついているという状況です。私は営業ではなく事務なので、そのオフィスの中だとヒエラルキーは低い位置だと思います。

周りに認められたくてブランドバッグを買った

陰湿ないじめなどはなかったですが、「どうせ資格もなくて事務しか出来ないんでしょ」「事務の簡単な仕事で給料もらえてうらやましい」というような雰囲気を感じて、日々みじめな思いをしていました。
そこで、自分のテンションを上げようと、ブランドバッグを購入しました。貯金をして一生懸命働いたお金で買ったバッグだったので、とても愛着もありました。大きな買い物でしたが、後悔などは全くなくて新しい未来が開けた気持ちがしました。

食事をおごったりお金を貸したりしていた

しかし仕事に持っていくと、可愛いといわれる裏で、無理して買ったと笑われていたことがわかりました。
それが悔しくて、クレジットカードを使ってブランド品を購入していきました。
どうせカードで買っているんだと陰で言われているのを知ってしまったので、カードローンに契約し、お金を財布にたくさん入れるようにしました。おごってあげたり、ちょっとお金に困っている人に羽振り良く貸してあげたりしていました。
すると不思議なことに、会社で私を見る目が変わったんです。すごくうれしかったです。

手取り15万なのですぐに限界が来た

クレジットカードやカードローンを使ってお金があるように見せていても、結局は手取り15万の仕事なので、支払いに限界が来てしまって、すぐにクレジットカードやカードローンの上限に達してしまいました。
毎月5万円ほど返済していて、返済をすると3万円使えるようになるので、それをその月に使用していました。
なので、実質利子だけ支払って借金自体は減っていない状態だったのです。

利子だけを返す日々。友達に泣きついた

毎月利子だけを払っていても、使える額が増えるわけではないのでブランドバッグなどは買えなくなっていました。
ブランドバッグなどのブランド品が買えないと会社でまたコソコソ言われるのかと思うと耐えられなくて、友人を頼りました。「今月支払いが厳しいから3万かしてほしい」というと、仲のいい友達は心配して食事をごちそうしてくれたり、お金を貸してくれたり、本当によくしてくれました。

友達を裏切って借りたお金でブランド品を買った

しかし、私は友達が貸してくれたお金でブランドバッグを買ったのです。
会社の人には、ブランドバッグをしっかり買えるほどの節約家として一目置かれていて、嬉しかったんです。

今考えると私はバカなことをしたと思います。でも当時は会社の人に認められることのほうが、重要度が高かったのです。友達なら笑って許してくれるだろうという甘えが確かにありました。
当たり前ですが、クレジットカードやカードローンの支払いがきつく、友人への返済は滞っていました。

再度友達にお金を借りると連絡がとれなくなった

恥ずかしい話ですが、とうとう食べるものにも困ってしまって、再度友達に「どうにかもう3万円かしてもらえないか」と頼みました。

友達は少し困った顔をして、前回貸したものを返してくれないと貸せない、と言いました。
なので、その月はクレジットカードの支払いに充てるお金を友人に返して、もう一度貸して欲しいとお願いしました。
しかし、その友達の連絡先は変えられてしまって、連絡が取れなくなってしまったのです。

私はブランドバッグという見栄のために友人をなくしてしまったのです。それからその友達とは今でも連絡はとれていません。私は長年仲良くしていた友達を失ってしまいました。

ブランド品はあるのにお金がない。詰んだと思った。

その月は結局クレジットカードの支払いができず、督促状が届くようになりました。とうとう私にはどうにもできない段階になってしまったと思いました。お金がないのに部屋に並ぶブランド品を見て、部屋の真ん中で茫然としていたのを今でも思い出します。人生詰んだ…。情けない話ですが、茫然とした私の頭に浮かんだのは、本当に「詰んだ」でした。

法テラスに相談して任意整理することに

もう完全に首が回らなくなっていたので、すがる思いでインターネットで検索すると、法テラスというお金がない人向けの弁護士サービスを見つけて、そこに相談しました。借金の金額がさほど多くないので、自己破産ではなく任意整理を勧められ、そのまま弁護士に依頼しました。

契約やまた弁護士費用の借金が出来ることは少し不安でしたが、それでも弁護士に依頼したら督促状が届かなくなったので、それだけはとても安心しました。弁護士に言われてブランドバッグを売却して、そのお金も返済に充てるようにしました。
私がブランドバッグを持たなくなったら、会社で話題にされることもなくなって、最初からこうしていればよかったなと思っています。

結局ブランドバッグもお金も友達も失った

友達にお金を借りるのは最終手段だったはずなのに、ブランドバッグのために友達に迷惑をかけてしまっただけでなく、友達もやめられてしまった。
ブランドバッグよりも大切なものを失って、今は任意整理で残った借金を返済しながら生活しています。

この借金で私は友達もお金も、そしてこの二つを失う原因になったブランド品も失いました。手取り15万円の私が無理して買ったと思ったものは、結局なにも手もとに残りませんでした。本当にバカなことして大切な友達を失ってしまいました。
いつか友達に会えたら、誠心誠意謝りたいです。

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